人生100年時代の働き方を考える
人生100年時代と言われています。
2007年に産まれた子供たちの半数が107歳まで生きると言われています。
現在30~40代の私たち世代も「90歳を超えて生きる」とうことは、特別なことでなくなりそうです。
日本人の寿命は、確実に延びている
厚生労働省の発表によると、 2018年の日本人の平均寿命は女性が87.32歳、男性が81.25歳。 女性が6年連続、男性が7年連続で過去最高を更新しました。
寿命が延びて変わったこと
寿命が延びるということ、つまり以下の期間がそれぞれ長くなったということです。
① 生きる期間
② 仕事をする期間
③ 公的年金を受け取る期間
①生きる期間が長くなった
人生100年となると、
これまでのように
最初の約20年が学び(学生)の期間、
次の40年が働く期間、
その後の残りの期間がリタイヤ期間。
もうこれが通用しません。
だってリタイヤ期間が40年って、働く期間と同じになってしまう。
長すぎますよね。
しかも、少し前までの定年退職の年齢であった60歳って
今はすごく元気だし、健康状態も良好な人も多い。
②仕事をする期間
「元気な人には働きてもらいましょう!」
現在、企業にお勤めの方は、
再雇用で65歳まで働くことができる社会が確立されつつあります。
さらにこの年齢は引き上げられて70歳になるかもしれません。
背景には国内の人口減少によって、
従来の働く世代が減少しているということも影響しています。
20歳から70歳まで働く時代になると
働く期間は50年。
がむしゃらに働く期間としては、非常に長い。
正直、息切れしますよね。
だから、これからは、
がむしゃらに働く50年を目指すのではなく
状況に応じてメリハリをつけて働くことが必要になります。
つまり、
「がむしゃら時期」「ゆっくり時期」「ちょっとお休み時期」などです。
逆にメリハリがないと、働き続けることが難しくなります。
③公的年金を受け取る期間
現在30~40代の私たち世代が、
年金の受け取れるのが、65歳からです。
これは今後、70歳くらいまで引き上げられる可能性があります。
なぜなら、寿命が延びたことにより
・一人に対しての受給額が増えている(期間が長い)
・ 65歳以上の年金受給者が 日本の人口の3割近くを占めている
・人口減少により、年金を納める世代が減少している
長く公的年金制度を続けるためには、全体の受給年齢を引き上げるなど時代に合わせた調整が必要ということです。
つまり年金受給年齢を引き上げるので、
企業は70歳まで雇用を続けて、
お給料を払ってね!ってことにもなります。
いろいろと繋がっているのですね。
働き方を考える
働き方の多様化ともいわれています。
ただし、現在、企業などのお勤めしている方は、多様化と言われてもピンとこないですよね。
正社員、契約社員、パート、アルバイトという企業に雇用される働き方以外で、個人事業主・フリーランスという働き方も増えてきました。
その他、副業が認められる企業が出てきたり、
パラレルキャリといって、副業や本業という括りなしに仕事をしている方もいます。
お勤めの方、特に若い世代の人は、
定年まで同じ状況で働くということが、これからはレアケースになる状況であること踏まえて、日々を過ごして欲しいなと思います。
じゃあ、どうするか?
この辺りは、私の周りにいる面白い働き方や、キャリアを積んでいる方をご紹介していきたいと思っています。
ちょっと視野が広がると見えるものも変わってきますよ!