大学費用は上昇中!!2023年版
こんにちは。FP&キャリアコンサルタントの内村しづ子です。
教育費のアップデートをしていきましょう。
大学費用として想定するのは、まずは文部科学省が発表している平均額です。
私たちFPもこの金額をベースに個別相談や執筆などを行っています。
文部科学省のデータ※によると、2022年度の大学の進学率は約57%となっています。
全体の半数以上が大学へ進学している状況と言えますね。
※文部科学省「学校基本調査-令和4年度 結果の概要-」より
お子さんがいるご家庭では、マイホーム購入計画時も必ず考慮したい部分です。
今回は、この教育費についての平均値と実情についてご紹介していきます。
文部科学省が発表している大学費用の平均値
大学費用について、文部科学省が発表しているのが下図となります。
4年間でかかる費用について、国立大学は250万円程度。
私立大学は文系300万円程度、私立理系550万円程度となっています。
このくらいを想定して教育費を準備している人も多いでしょう。
大学費用のリアル
まずは国立大学は、授業料に関して各大学で年間52万円~59万円と若干の差はあるものの、
発表されている金額と実情はほぼ一致していると言えます。
若干差があるのが私立大学です。。
明治大学のケースでみていきましょう。
諸会費に関しては、金額に及ぼす影響が少ないため、ここでは含めた金額でみています。
<初年度にかかる費用>
文系(赤枠):130万円~150万円
理系(青枠):160万円~180万円
出所:明治大学HP「入学金・学費」https://www.meiji.ac.jp/suito/
<2年目以降の費用>
文系(赤枠):110万円~130万円
理系(青枠):150万円~160万円
出所:明治大学HP「入学金・学費」https://www.meiji.ac.jp/suito/
<4年間でかかる費用>
文系(赤枠):460万円~540万円
理系(青枠):610万円~660万円
まとめ
大学費用について、国立大学については、ほぼ国のデータ通りで
4年間にかかる学費は250万円程度と言えます。
ただし私立大学については、注意が必要です。
私立大学で年間でかかる費用について、国のデータでは文系400万円程度、理系550万円程度となっています。
しかし実情は、文系460万円~540万円、理系610万円~660万円。
大学によって学費に違いはあるものの、よく使われる文部科学省の平均額よりも大きく上回っているのがわかります。
さらに理系学部であれば、近年大学院へ進学する学生も増えていますし、
下宿が必要な場合は、生活費の仕送りも必要になってきます。
親が準備する、奨学金を利用するなど、計画的な資金計画が必要です。
これから本格的に教育費を準備される方、数年後に進学予定の方、
ぜひ参考にしてくださいね!