新卒の初任給が25年前と変わらない現状

大学の就活支援に関わるようになって約2年。主に都内、茨城県内の国立大、私立大学の学生の関わっています。

おのずと企業求人を目にする機会も増えてきていますが、新卒の初任給を見て愕然とします。

1995年から変わらない!?新卒の初任給

約25年前、実はちょうど私たち(団塊ジュニア世代)が就職した頃なんです。だから、余計に感じます。私たちの頃と変わっていないという現実。

厚労省のデータを見てください。私の方で、1995年にマークしています。1995年以前は急激に初任給も上昇してます。が、それ以降、現在までは、かなり緩やかな上昇です。





物価はほぼ横ばい!?

物価指数をみても同じ、1995年以降、ほぼ横ばいともいえる。給与も上がらず、物価も横ばい。つまり日本の経済成長は平均で見ると横ばいということ。

終身雇用や年功序列が過去のモノ

日本企業の成長からみても、これまでの日本式の雇用形態である、終身雇用や年功序列は限界が見えてきています。

現在の現役世代ど真ん中にくるミレニアム世代(1981年~1996年)は、デジタルパイオニアともいわれているますが、その上の世代と仕事に対して求めるもの、私生活とのバランス等、まったく違います。

さらに言うと、企業勤めで、あと10年で退職がみえてくる50代と、これから就職していく20代では、まったく違う世界を生きています。

もちろん世代だけで価値観を分けることはできませんが、ベースとなる環境は外せません。そこと、個々の価値観、これを踏まえてライフデザインが必要な時代です。

最近の個別相談の傾向として、ミレニアム世代の男性がかなり増えています。現状を踏まえて負けない家計。やはり「攻め」と「守り」の意識は大切です。


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